家の改修を考える場合、リフォームやリノベーションの意味を混同してしまうことが多いのではないしょうか。一般的にリフォームとは、古くなって劣化してしまった建物を新築に近い状態に戻すために行われる工事です。賃貸の場合や中古の住宅など、入居者が入る前の状態に戻すことを意味する場合もあり、原状回復という言われ方をすることもあります。壊れてしまった部分や劣化した部分を直し、きれいに新しくするというのが基本で、外壁の再塗装や壁の張り替えなどがリフォームにあてはまります。

それに対して、リノベーションはその建物自体に大きな工事を行い、建物そのものの価値を高めることを指します。劣化したものを直すというよりも、さらにプラスした性能を付加させることで機能を向上させるといった意味合いが強くなります。例えば室内そのもののデザイン性を高めたり、現代風の間取りに作り替えたりする工事がリノベーションにあたります。地震に備えるために壁の補修工事を行ったり、壁を撤去する作業などもあてはまります。

実際の使い分けは微妙ではっきりとした違いがあるとはいえませんが、規模や性能という観点で違いが挙げられます。リフォームはキッチンの修繕など、小規模な場合に使用されることが多く、間取りの変更などはリノベーションと呼ばれることが多いです。また性能の面では、現状の建物の価値が高まる場合にはリノベーションに分類され、それ以下の工事の場合にはリフォームと呼ぶことができます。窓のリフォームのことならこちら