リノベーション目的で中古住宅を購入するケースが増えています。物件自体を安く購入する上にリノベーション費用を加えても、新築物件を購入するより安く済ませることができることが利点となります。新築物件ではなかなか良い条件の立地で手に入らなくても、中古ならば希望に合う条件で手に入りやすいものです。けれども、そのために購入する物件の条件として把握しておくべき大切なことがあります。

そのためには、まずリノベーションがどのようなものかをきちんと知っておくことが必要です。単なるリフォームとは異なり、室内の全てを作り直すことになります。そのためには、室内を一度スケルトンの状態にする必要があります。集合住宅であるマンションの場合には、スケルトン状態にできないタイプの建物があります。

例えば壁が柱の代わりとなっている構造のものは、室内の壁を取り払うことができないわけです。また、水道管やガス管などを配置し直すことができないタイプの建物もあります。あるいは古い水道の配管を交換できないものもあるので、事前に確認しておくことが大切です。また、リノベーションされた物件を購入する場合にもそのような建物でないことをチェックする必要があります。

つまり、フルリノベーションと銘打っていても、配管を交換していない場合があります。さらに業者を選ぶ場合にも、十分な実績を積み重ねているところに依頼することが大切です。面倒でも修繕する場所ごとに専門の業者に依頼することが大事です。