一般の住宅で太陽光のパネルを設置して発電をするという場合に、どの程度の年数までの設備の寿命があるのかということは、あらかじめ知っておいたほうがよいことといえます。こうした太陽光発電のためのパネルの耐用年数は、法令上は9年というのが目安とされており、企業が法人税を計算する際には、この年数をもって減価償却されるというのが通常です。しかし、パネルそのものは、強化ガラスでおおわれたたいへん丈夫なものであり、なかにある太陽電池もたしかに年数が経てば発電効率が落ちて劣化することは否めないものの、相当の長期間にわたって発電を続けられるだけの能力をもっています。一般に、太陽光パネルを製造しているメーカーでは、10年保証をうたっていることが多く、少なくとも設置から数えて10年は健全に太陽光発電をしてくれるものと期待してもよいでしょう。
メンテナンスが行き届いていれば、20年やそれ以上というのも、実際には可能となっているようです。ただし、本体のパネルそのものではなく、パネルから延びている電線に付属しているパワーコンディショナーとよばれる装置は、おおむね10年も経てば寿命を迎えるとされていますので、こうしたものについては点検の上で取り替えなどの処置が必要となってきます。このパワーコンディショナーというのは、太陽光で発電をした電気は当初は直流であるので、これを住宅でも使えるように交流に変換するための装置のことです。
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